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ネオス最前線

Technical Review【アニエモ】

【アニエモ】技術で絵文字の進化に挑む

Key Person

ビジネスイノベーション事業部 担当部長田口 英貴

前職は某携帯キャリアでサービス企画に携わっていたが、裁量の範囲が広く、もっとアグレッシブに仕事が行え、かつ様々な経験が積める職場を求め、ネオスに入社。『デコメアニメ』の発展に貢献し、現在は【アニエモ】の事業展開に力を注いでいる。週末は、湘南で趣味のサーフィンにいそしむ。

実績を活かして、よりリッチなメールサービスの技術を提供

もともとネオスには、Flash技術を使ってリッチなメールサービスを実現する【デコメアニメ】エンジンを、2008年からiモード向けに提供してきた実績がありました。この【デコメアニメ】エンジンは、アニメーションテンプレートの中に文字や画像を合成する技術で、グリーティングカードなどの用途として、記念日などに利用される場合がほとんどでした。そこで、この技術をもっと「普段使い」のメールで使っていただけるように、絵文字をリッチに進化させる企画を進めました。そうしたなかで、「テンプレート自体がアニメとして動いていたものを、絵文字単位で動くようにできないか」。そんなアイデアが社内から出て、【アニエモ】技術のデモを作成し、NTTドコモに提案したところ、採用いただけることになりました。
こうして、2011年11月に、【アニエモ】技術をNTTドコモのAndroid端末向けに提供した『デコメ絵文字pop・デコメピクチャpop』のサービスがスタートしたのです。

『デコメ絵文字pop・デコメピクチャpop』のUI(ユーザーインターフェース)については、NTTドコモと綿密に打ち合わせをしましたが、開発のプロセスで苦労した点もありました。それは、既存のメールのシステムやアプリにいかに影響を与えないようにするかということでした。また、非対応の機種に対しても、従来の絵文字に劣らない品質を確保することや、アニメーションが動作する時としない時のメールの見え方、また互換性にも留意しました。

Key Person

ビジネスイノベーション事業部 リーダー宮里 祐樹

田口と同じ会社で携帯端末の開発を担当していたが、学生時代にベンチャービジネスを経験していたこともあり、「新しいサービスを立ち上げたい」とネオスに入社。趣味のビーチテニスは世界ランキング160位台という腕前。

新技術「HTML5」に対応した新たな【アニエモ】を開発

実は、『デコメ絵文字pop・デコメピクチャpop』のサービス開始直前に、「Flashが将来モバイル端末に搭載されなくなる」という方針が発表され、私たちは急遽、今後に向けて新たな技術での【アニエモ】の展開を検討することになりました。とはいえ、当時すでにマルチプラットフォームでの展開を並行して考えていて、「HTML5」の技術に注目し準備を整えていたこともあり、「『HTML5』で提供いたします!」と声高らかに宣言し、同技術を使って【アニエモ】の機能を実現していくための取り組みを開始しました。

「HTML5」版【アニエモ】の開発期間は、半年間しかありませんでした。しかも、「Flash版と同じ動きを実現する」という目標を掲げていただけに、少しでも見劣りするものはつくれないというプレッシャーがありました。
さらに課題となったのが、Androidのバージョンアップごとに、あるいは機種ごとに、「HTML5」の動作が違う場合があるということでした。そこで、全部の機種で同じように動作することを実現するため、一つひとつのバージョンや機種をチェックして調整していきました。また、もともとFlash版として端末にプリインストールされていた約250のコンテンツも「HTML5版」では使えなくなるため、サービス開始までにすべて「HTML5」でFlashと「同等のコンテンツ」を用意しなければならなかったことにも苦労しました。さらに、【アニエモ】を実現するためのエンジン自体の開発と並行し、【アニエモ】コンテンツを提供するコンテンツプロバイダー向けのオーサリングツールも同時に開発していたため、大変な労力を要しましたが根気よく一つひとつクリアし、目標期間内にサービスを実現することができました。

マルチプラットフォームで利用できる環境をさらに活かして

心強かったのは、私たちのチームが「HTML5」に詳しい技術者を擁していたことです。優秀なスタッフが頑張ってくれたことで、短い期間の中でも開発を進めていくことができました。その結果、2012年8月から、NTTドコモが提供するSPモードメールのバージョンアップ機能として【アニエモ】技術を「HTML5」に対応したサービスが開始されました。これにより、【アニエモ】はマルチプラットフォームでご利用いただくことが可能になりました。現在は、iPhone上での展開を見据えたメールアプリの開発などを進めています。

また、LINEなどのメッセージングアプリが台頭してきたことにも注目しています。このことからネット上では、「デコメを使わなくなった」「ユーザーの絵文字離れが進んでいる」といった記事もみられますが、LINEのスタンプショップの売り上げが好調であることからもわかるように、デコレーションの需要はしっかりとあり、「使い勝手」の問題だと私たちは考えています。

今後、メールにかぎらずユーザニーズに応じたサービス展開も視野に入れ、【アニエモ】が使われるよう環境を広げつつ付加価値を向上していければと考えています。

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