「新しい」とはなにか。
#3 「新しい」のエッセンス。

「新しい」を社名に掲げるネオス株式会社には、代表取締役社長の池田昌史、取締役常務執行役員の中野隆司、同じく取締役常務執行役員の内井大輔の三人の取締役がいます。今回は、三人で鼎談をしていただき、のどのようにコミュニケーションをとり、どんなふうに「新しさ」を追求されているのかを語っていただきました。 注目したのは、”経営の役割分担“と同時に”パーソナリティの差異”です。それは、池田氏=「意思決定と発見」、中野氏=「整理とフォーカス」、内井氏=「比較と行動」というもの。それぞれの個性に起因した自然発生的な役割分担がありしっかりと補完関係にありました。

a4335ec00812ccf79faf79e35efd2127.png池田昌史ネオス株式会社 代表取締役社長
1982年にNECに入社。パソコンや携帯、インターネット関連事業に関わる 。2004年にネオス (当時 プライムワークス株式会社)を創業。豊富なモバイル事業ノウハウを武器に事業を拡大、東証一部上場を早期に果たす。現在、ネオスの最終的な意思決定の全てを担う。
b21a9a1bcc954af4bb574982ff66525d.png中野隆司ネオス株式会社 取締役常務執行役員
1987年に東海銀行(現三菱UFJ銀行)に入行。2005年にネオスの経営管理部ゼネラルマネージャに就任。以後、ネオスの様々な事業立ち上げ、整理に携わる。現在では、グループ企業である株式会社ジェネシスホールディングス、スタジオプラスコ株式会社のトップを兼務しながら、ネオスの新規事業推進を担う。
e665672826e4e3464c1c81e6e525cfbf.png内井大輔ネオス株式会社 取締役常務執行役員
1993年にNECに入社。2004年にネオスのビジネスソリューショングループゼネラルマネージャに就任。ネオス社内において、事業部長、執行役員などの要職を歴任し、現在は取締役常務執行役員として、ソリューション事業本部、バリュークリエイション部を統括している。

普段「新しい」と感じることはどのようなものですか。

中野「驚きのあるものですかね。びっくりするというか」


内井「ソラコムさんとかね」


中野「確かに。2019年7月に開催された、SORACOM Discovery 2019は驚きましたね。30社くらいの多様性に富んだ事例があって、IoT元年きたなと」


内井「中野さんがめずらしく興奮して話してきた」


中野「シンプルなサービスや仕組みの事例が多かったけど、だからこそ汎用性があって利用イメージが湧く。たとえば、とうもろこしの生産を管理するとか、街路灯を管理するとか、家のガスを管理するとか、そういうことが単純なIoTでできるというところに今来ている」


池田「まさに、新しい風を感じるイベントでした。我々も、ソラコムさんの情報は仕事関係として日常的に得てはいるけれど、短期間でより大きく進化している」

3人で話すテーマで出番の多いものはなんですか。

内井「人事の話はよくします。クライアント側のことも、弊社内のことも話します。最近は特に社内人事の話が多いですね。頻度は月一くらい。肩肘はって話すというよりは雑談しながらです」


池田「時期もあるけどね。昨年度から今年度は業績が大きく改善し、道筋もしっかりしているので、人事の話くらいで完了できているというのがある。でも、以前は業界動向も読みづらく、どのように経営の舵取りをするのかを毎週議論していました」


内井「もともと、“常に変化していなければ”という気持ちがあります。恐れずに、むしろ積極的にやっていかなければと思うことが多い」


中野「実際、気になるところはたくさんある」


内井「部署内でも改善しなきゃいけないことをよく話します。部長の面々なんかは危機感たっぷりだと思います。ありがたいことに、弊社は社内からいろんな意見や話がもらえる。それと自分の意見をすり合わせながら三人で話すことも多いです。オフィス環境をもっと良くしたいとか、提供するサービスの品質を高めたいとか…。自分は社外に行くことが多いので、いろんなシーンを見ます。外部ですごく優秀なプロジェクトマネージャーに会ったりすると、自分達を省みますよ。比較して、改善点を見つけてというのが私は多いです」


中野「自分の場合苦しい事業を持つことが多いので、絞りながら、整理しながらですね。フォーカスすることが自分にとっては重要。内井さんは比較しながら自分を見つけていく感じですが、そういう意味で自分は比較をしない。自分なりにロジックを組み上げて、最終的には主観で判断しますね」


池田「私は新しいモノゴトを見つけてくる役割。発見するのが自分の位置付けなんじゃないかな。手がけたものが混在してくると中野くんに渡す。中野くんはとにかく整理するのが上手なので、事業が本当にクリアになる。見えなくなった強みがもう一度見えてくるし。内井くんはいろんな意見を全部受け入れるところがある。その中でこれだ、というものを一点突破していく力がある。内井くんは外の人とたくさん会うので、いろんな話や意見をくれることが多いね」


内井「二人には自分にないものがあるので、話していて面白い。自分の想像を、だいたい超えてきます。池田さんは本当によく考えている。というより、徹底して考え抜いている。反駁を重ねるというかね。中野さんはとにかくフラット。そして意思決定が早いですね」


中野「池田さんは、ものごとがあったらあるマトリクスの全部を埋めるタイプ。内井さんは、マトリクスの中である一点光るところがあればそこを追求するタイプ」

新しい人材に対してのそれぞれの意識はどうですか

中野「自分は、こだわりがない。人に何かをあまり求めないというか。もちろん一般的な社会規範を身につけていてほしいとは思いますけれど。いろんな方がいていい」


内井「自分の意見をちゃんと伝えられる人であるかどうかを見ます。僕は小説が好きで、特に黒木亮さんが好き。ものすごい経験に裏打ちされているので、上滑りしていなくて深い。今は、受け売りの言葉はもっているけれど自分の言葉で話せない人間が多いと感じています。たとえば、お客様と話していて、最初はいいことを言うんだけれども、具体的な意見を求められるとだまってしまう。そういう人はもったいないと思う」


池田「エンジニア、営業、クリエイティブで違いますし、一概にこういう人材というのは難しいですね。一ついえるのは、自分の考えをどういう方法でもいいからきちんと伝えられるということですかね。これは表現する方法を持っているってことでもある。しゃべれなくてもいいんです。でも、最近中途採用の若い方にお会いすると、ちゃんとしているな、と感じることが多い。IT分野は常に変わる。プラットフォームが最強だなと思うこともあれば、サービスやプロダクトが全体を力強く引っ張ることもある。変わり目だからこそ、多様性がますます重要になります」

目次
  1. #1 「新しい」とはなにか。
    「新しい」の舟を編む。
  2. #2 「新しい」とはなにか。
    「新しい」に求められる意識。
  3. #3 「新しい」とはなにか。
    「新しい」のエッセンス。