ネオス株式会社 - Neos corporation

トップメッセージ

ネオス株式会社 代表取締役社長 池田 昌史

ソリューション、コンテンツ、デバイス三つの事業が機を得て動きを加速、さらにシナジーを熟成

ネオス株式会社 代表取締役社長池田 昌史

 期初に株式会社ジェネシスホールディングス(以下JHD)を完全子会社化して、ソフトからハードまで、三事業を併せもつユニークな企業として新たに歩みだしたネオス。厳しい市場環境下で、三事業が機を得て動きを加速し、当中間期は、大幅増収増益を達成。独自の立ち位置は、長年にわたり積み上げてきたさまざまな技術やノウハウと、時代の流れを読み変革を続けていくというアイデンティティで成し得た。

2019年2月中間期の連結業績ハイライト
売上高 3362百万円 前年同期比
+34.9
営業利益 195百万円 前年同期比
+235百万円
経常利益 195百万円 前年同期比
+266百万円
当期純利益 218百万円 前年同期比
+290百万円

※親会社株主に帰属する当期純利益

三つの施策で事業の成長が加速

今中間期の業績は好調に推移しましたが、要因は何だったのでしょう。

池田 事業環境が急激に変化をするなか、かなり苦しい時期が続いたので、昨年度から今年度に備えいろいろと手を打ってきました。大きく分けると三つあります。一つは事業の選択と集中を徹底し、注力するプロダクト/サービスを絞り込みリソースを集中したことが改善につながってきたということです。二つ目はそれと同時に販管費等の効率的な運用を実施してきたことと、事業計画を見直すことにより一部のサービスを終了するなど、そぎ落とせるものは落とすという筋肉体質への構造の変化を実現できてきたということです。三つ目は、選択と集中の一環ともいえますが、IoT(Internet of Things)に集中しようということで、三年前から事業提携をしているJHDとの事業の試行・見直しをやり、満を持して今年3月に完全子会社化したということですね。ちょうどこのタイミングでIoTのマーケットも立ち上がってきて、いい形で上期のスタートがきれたということです。この三つが合わさっていい結果がでているということだと思います。

具体的にとくに好調だった事業は何でしょうか。

池田 あらゆる領域でのデジタル化、ネットサービス化の需要は旺盛な状況にあり、当社グループにおいては、長年サポートしてきた通信キャリアやメディア企業のネットサービスの開発、運営支援の事業が好調に推移しました。これに加えて、注力分野であるメディカル/ヘルスケアや航空業界、さらに近年ベンチャー企業の参入も含め非常に動きが活発な保険/金融業界など、さまざまな業種において取り組むネットサービスの企画、開発、運営をサポートするソリューション事業が好調に推移しました。

セグメント別売上高

いいスタートがきれたといわれた、デバイス事業を担うJHDはいかがでしたか。

池田 上期のデバイス事業については、オフィス向けのタブレット端末や塾・学校で利用する学習端末、店舗決済用のタブレット端末などの「法人向けICT」や、業務用ドライブレコーダーやタクシー向けサイネージ端末などの「車載ICT」が順調に推移しました。

IoTをキーワードに事業を推進

業績予想を上方修正されましたが。

池田 ソリューション事業は、長年培ってきたサービスデザイン力と開発から運用、マーケティングまでをワンストップで対応できる強みを駆使し展開しており、下期においても好調に推移するとみています。加えて、急速に拡大するIoT化の流れのなかで、デバイス事業においてもIoTデバイスの増産が見込まれており、さらなる売上の拡大を予想しております。また、売上と共に昨年度来、積極的に取り組んできた費用効率化が進展してきており、より利益を出しやすい費用構造への改革が結実しつつあります。これらを鑑みて上方修正をいたしました。

最後に根幹であるソリューション、コンテンツ、デバイスの三事業について下期の具体的な展開を教えてください。

池田 ソリューション事業においては、通信/メディア、メディカル/ヘルスケア分野に加え、保険/金融およびFinTech(financial technology)分野への取り組みを拡大していきます。また、AI(人工知能)を活用した自社プロダクトである「チャットボット」事業の拡大にも注力していきます。コンテンツ事業においては、キッズビジネスの拡大に注力しており、キャリアマーケットでの課金展開に加えて、アプリ内広告や海外展開など新たなビジネスモデルへの取り組みを推進していきます。また、自社IoT事業の取り組みとして「スマートキッズカート」の事業化を進めていきます。
 デバイス事業においては、上期好調だった「法人向けICT」や「車載ICT」に加え、「IoTデバイス」事業の拡大に取り組みます。その主力として、ソースネクスト株式会社が9月に販売を開始した手のひらサイズの通訳機「POCKETALK(ポケトーク)W」の製造を受託しており、今後より一層の生産体制の強化を図っていきます。

2019年2月期末の連結業績見通し
期初予想 修正予想
売上高 64億円 72億円 前期比
+46
営業利益 50百万円 4億円 前期比
+723百万円
経常利益 40百万円 4億円 前期比
+831百万円
当期純利益 30百万円 4億円 前期比
+1,046百万円

※親会社株主に帰属する当期純利益

今後も好調を維持できそうですね。

「第三フェーズ」へ向けて

来春で会社設立15年ということですが。

池田 気がついたら15年経ったという感じですが、時代も変わり、会社もかなり変容しました。変わるのが当たり前の業界ですから当然のことですが…。社名の“ネオス”はギリシャ語で「新しい」を意味しており、常に「新しくあり続ける」を念頭に事業を運営してきました。ですから、コーポレートアイデンティティは「変わること」と言っています。ただ、そういうなかで培ってきた「Technology」と「Content」を融合させ、新たな価値を創造するという理念は創業以来変わっていません。

いくつかの転換期があったと思いますが。

池田 三つのフェーズで捉えています。創業した2004年は、3Gサービスが本格化しようという時期で、携帯電話端末の性能やモバイル網の通信速度が発展途上にあるなか、技術的な強みを駆使し、“コミックサービス”や“きせかえサービス”、“デコメアニメサービス”など、当時としてはそれまでにないリッチなコンテンツサービスを世の中に送り出しました。これが第一フェーズです。

まさに技術とコンテンツの融合ですね。

池田 第二フェーズはスマートフォンの登場により始まりました。2010年後半からはスマートフォン市場が爆発的に拡大し、携帯電話業界に大きな変化をもたらしました。アップルやグーグル、サムスンなどの海外企業が台頭し、グローバル化の波が携帯電話業界全体のビジネスモデルを大きく揺るがしました。この変革の波に乗り切れないモバイルベンチャーは大小の規模に関わらず多くが淘汰されていくなかで、当社グループはサービスカンパニーからソリューションカンパニーにシフトし、創業以来培ってきたサービス企画、コンテンツ制作、システム構築、アプリケーション開発等の総合力を活かして、通信キャリアのネットサービス化を積極的に支援する事業に乗り出しました。

時代の流れを読んで大きくシフトしたわけですね。

池田 さらに、ここで得たさまざまな技術・知見を駆使して、リアル事業者のネットサービス化需要に対して、トータルでサポートする事業を展開するとともに、自社においてもAI技術の開発やFinTechやEdTech(Education Technology)領域でのネットサービスへの取り組みを行ってきました。

リアル事業者も今ではネットサービスが必須となっていますね。

池田 そしていよいよ第三フェーズです。それはスマホの次にくるものと捉えており、IoTやAIを核に技術革新が社会や生活をさらに変化させていくと思われます。当社グループはデバイスとソフトウェア、コンテンツを融合させることにより、この流れに本格的に取り組んでまいります。

株主の皆様にはご理解と変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

ネオス株式会社 代表取締役社長
池田 昌史

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