プロジェクトを成功へ導く アプリ制作のPMとはどんな仕事?

S.Yアプリケーション開発部 プロジェクトマネージャー

新卒で2014年に入社。アプリケーションの開発部署に3年間所属した後、異動制度(ジョブローテーション)により、システム開発色の強い業務を担当 。2年後、事業部の再編成に伴い、アプリケーション開発事業部に戻り、プロジェクトマネージャーとなる。(取材当時)​

課題解決がやりがい​​

プロジェクトマネージャーになって3年目になります(取材当時)。響きの良い職種ですが、一番の務めはプロジェクトを成功させることであり、そのためには何でも屋になることが大事だと感じます。お客様との関係構築に始まり、ご要望や課題を解決するための方策を、技術者とコミュニケーションを密にしながらつくり上げていきます。案件ごとにルールもゴールも違うため、一つのスキルを磨けば良いわけではなく、状況に応じた変化に備えながら、その都度考えて行動する意識が重要です。アプリケーションの実装に至るまでの一つひとつの過程をスムーズに進めるために、お金や人員の調整、契約の結ぶタイミングなど、常に目の前の優先順位に従って適応することが求められます。

違った意見を言い合えるチームづくり

決まった正解がないため社内のチーム内でも、進め方や解決方法において人によってさまざまな意見が出ます。入社したての頃は、専門知識のある技術職や上司に対して指示や自分の意見を述べるのに遠慮があったのも事実です。しかし、発言や考えが合っているかどうかより、違った意見を持っていることを伝える方が重要だと気づきました。それからは、自分はもちろんチームメンバーにも積極的に発言をするように促すと同時に、そういう環境と関係性を築けるように努めています。振り返れば自分も入社した頃から親しい先輩方からは、「これは違うんじゃないか?」と常に意見を言ってもらっており、そのアドバイスをきっかけに機能や設計だけではなく、それを結論とした自分を見直すことが多々あります。「一人の持っている知識は限られている、だから一緒により良い方法を考える」という企業風土がネオスにはあると感じますね。

最新技術=最適解ではない感覚

相手がお客様であっても正直に伝えます。アプリケーション開発部は受注の仕事がほとんどです。お客様の中には「アプリを開発する専門家としてお願いしているのだから、こちらの言いなりではなくプロとしての意見をどんどん言ってほしい」という方もおられます。そのため、私の部署では意見は言うべきだという考えが定着しています。​
例えば、最新の技術はは反応も良いし、目を引きます。しかし、「その課題に対して必要か?」という切り口で見ると、必ずしもそうでないケースもあるわけです。既存のものは長い間、世の中やその会社を支えてきた実績があります。そのため、個人的には「最新技術=良いもの」という感覚はなく、お客様のご要望が既存のもので叶えられると判断したら、そういう提案をします。もちろん、新しいものが感情的なモチベーションになることも、プロジェクトにプラスに働くことも理解しています。そういう意味でも、状況に応じてバランスを判断して提案するようにしています。​

頼れる人がいる心強さ

誰もが知る大手企業の案件を牽引する機会も多く、プロジェクトマネージャーという仕事は、大きなやりがいがある分、今でも身が引き締まる思いです。緊張感のある中で、判断の源泉はやはり経験だと思います。経験を元に「これだけ考えたのだから」というのが一つの自信になるんです。もちろん悩む時は今もあります。その時は、業界経験の長い信頼している上司に相談をします。その人が「大丈夫」と太鼓判を押してくれるなら、これ以上の方法はないなと素直に思えるんですよ。相談できる存在が近くにいる環境は、自分のスキルアップにも大きなプラスだと感じています。​
私が個人的に一緒に仕事をしたいと思う人は明るく仕事に前向きな人です。仕事は上手くいくことばかりではなく、気持ちが後ろ向きになることもあります。一人のマイナスのモチベーションに周囲が引っ張られてしまうこともあるのも事実です。そんな時に、キラキラしている人がいたら空気を明るくしてくれるので、職場にも良い影響を与えてくれるからです。自分も周囲に力を与えられ、色んな意味で頼られる存在になり、新しく入ってくるネオスの仲間も引っ張っていけるPMになるように努めたいと思っています。​

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